ネットショップを運営している方の中には、複数のショッピングモールを利用している方もいるでしょう。
例えば、「楽天市場とヤフーショッピングで運営している」、「楽天市場とAmazonでネット販売している」など。
そういった複数のネットショップを運営している場合、作業が増えて管理が難しくなってしまいます。
そこでおすすめなのが、ネットショップ一元管理サービスです。
ネットショップ一元管理サービスを利用するとこんなに便利!
ネットショップ一元管理サービスを利用すると、下記のような管理が一元化できます。
- 商品の在庫
- 受注情報
- 伝票入力
- 送り状発行
- イベントやセールの案内
それぞれのネットショップで更新、編集をするのは大変ですよね。
それを一括でまとめて編集できれば作業時間の大幅な短縮が実現します。
例として、Amazon、楽天市場、Yahooショッピングの商品の在庫管理が一元化されたら、どんな状況になるのかシミュレーションしてみましょう。
- 商品を100個登録する(一括で全てのショッピングモールで100個登録される)
- Amazonで商品が1個売れたとする(するとAmazonだけでなく、楽天市場とヤYahooショッピングの在庫も99個となる)
- 最後の1個が楽天市場で売り切れる(すると楽天市場だけでなく、AmazonとYahooショッピングでも「売り切れ」と表示される)
このように全てのショッピングモールが連動した在庫システムになるので、在庫切れなのに注文できる状態になってしまうということがありません。
他には、セール企画でも一元管理ができると便利です。
例えば、2月1日から2月10日まで20%OFFセールを実施したとしましょう。
ショッピングサイト内にもそういった表記(「セール開催中!」など)をします。
一元管理サービスを利用すると、この期間が終了したら一斉に「セール開催中!」の文言が削除され、20%OFFの会計システムも解除されます。
もし個別で各ショッピングモールを管理していて、Amazonだけ「セール開催中!」の文言を消し忘れてしまっていたら・・・。
その間に注文が入ったら、間違いなくクレームを受けてしまうでしょう。
手入力はどうしてもヒューマンエラーが起こりうるもの。
うっかりミスを減らすのにも一元管理サービスは有効です。
初心者でもうまく使いこなせるのか?
こういった運営管理サービスは、アナログ的な管理をしている人にはどうしても受け入れにくいサービスですね。
- 「大変だけど今までのやり方で出来ているから」
- 「商品コードなどが各ネットショップでバラバラだから登録し直すのは面倒・・・」
- 「ショップ運営スタッフに1から教えるのが大変」
- 「部署内でWebに詳しい人がいないから無理」
こういった考えがあって敬遠してしまう人も多いようです。
ただ、一元管理サービスはすべての機能を利用しなければいけないということはないです。
例えば、最初は在庫管理機能だけ使うのもOK。
在庫管理だけ一元化するだけでも、従業員の手間が減るはずです。
「在庫管理機能がわかってきたから、次は受注システムの一元化管理システムを利用しよう」、と段階を踏んで使いこなすことができます。
特に中高年の方が管理していると、全てを一度に覚えるのは大変です。
まずは、わかる範囲から導入するとスムーズに移行することができます。
また各サービスでは、電話やメールなどで初心者向けの対応を行っています。
わからないことがあったらどんどん聞いて問題ありません。
一元管理サービスのメジャーどころ(テンポスター、ごくーシステムなど)は、無料期間がありますので、そこでまずは使用感を確かめるのもおすすめ。もし自分にはどうしても難しいということなら、その段階で契約を見送っても大丈夫です。
一元管理サービスの利用料金とは?
一元化サービスの利用料金はネットショップの規模によりますが、小規模なら月1、万円ほど、大規模なネットショップなら月5万円前後といったところでしょう。
一元化サービスの料金は商品登録数や受注数によって変動します。
取り扱っているものによっては、1年の中で売上変動が激しいものもあるでしょう。(クリスマス関連やひな祭り関連など)
そういった商品を取り扱っている人には従量制も用意されています。
注文が減ればその月の利用料金は少なく、注文がたくさんあればその月だけ利用料が増えるといった形です。
具体的にどれぐらいの費用なのか、例を挙げてみましょう。
テンポスターを利用したケース
Aショップの場合
商品登録数(2,000点) | 2,000円 |
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月間受注件数(600件) | 1万5,000円 |
月額利用料金合計 | 1万7,000円 |
商品登録は2,000点までは、月額2,000円で利用できます。
テンポスターは従量プランと定額プランがあります。
従量プランを選択した場合、月間受注件数が600件までだと、1件につき25円です。
Bショップの場合
商品登録数(500点) | 2,000円 |
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月間受注件数(200件) | 5,000円 |
月額利用料金合計 | 1万円 |
Bショップのように商品が少なく、月間の受注件数が少ない店舗もあるでしょう。
この場合、商品登録数と月間受注数合わせて7,000円となります。
しかしテンポスターの最低利用料金は月額1万円以上となっているので、1万円の費用が発生します。
このように月額で最低1万円はかかると思っていた方が良いでしょう。
大手一元化管理サービス2選!
ここでは2つのサービスについて紹介します。
テンポスター
TEMPOSTAR(テンポスター)は、国内外のショッピングモールに対応しています。
メジャーどころだと楽天市場、Amazon、Yahooショッピング、ヤフオクなどに対応。
またメイクショップ、ショップサーブ、カラーミーショップなどにも対応しているので、自社サイトでこれらのECカートを使っているなら、ショッピングモールとの連動も可能です。
仮に楽天市場などで仕様が変われば、テンポスターの機能も最新のものにバージョンアップしますので、常に主要ショッピングモールを一元管理できる状況です。
30日間の無料お試し期間がついています。
初期費用もかからないので始めやすいサービスです。
ごくーシステム
ごくーシステムもテンポスター同様、Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場など複数のショッピングモールに対応しています。
受注管理、在庫管理などができます。
特に楽天市場との連動性が高く、楽天コンビニ受取サービスに対応していたり、楽天のレビューチェックツールもあります。
例えば楽天でレビューがあったら、ごくーシステムで注文者との紐付けも可能。
他には商品管理で、もし画像を登録し忘れていたらその商品だけをピックアップする機能もあります。
ごくーシステムは月額料金が決まっていて、そこからプランを選ぶスタイルです。(テンポスターは定額制と従量制)
最安値は月額1万5,000円から(初期費用3万円)、最高値は月額料金6万4,800円(初期費用10万円)となっています。
まとめ
以上、ネットショッピングの一元管理化サービスについて紹介しました。
最初はとっつきにくい部分もあるかもしれませんが、将来的なことを考えたらかなり作業効率化が図れます。
各一元管理化サービスもフォロー体制が充実しているので、継続的に複数のネットショップを運営するつもりでしたら、ぜひ検討したいサービスでしょう。
まだ店舗規模がそれほど大きくないということでしたら、どちらかというとポスターの方がお勧めです。
従量制もありますし、低コストで利用できます。
まずは無料期間で使用感を探ってみましょう。
参考リンク
下記ページにて、ネットショップにおすすめのショッピングカートを紹介してますので、参考にどうぞ。