これまでは、WEBサイトを構築する際は、エックスサーバーを利用してきました。
理由はコストパフォーマンスの良さ。
マルチドメイン無制限でMySQLが30個まで作成できるし、サイトの表示速度も速くサーバーが落ちることもないので、複数サイトを運営している私にとっては魅力的でした。
しかし、最近では勉強もかねていろんなレンタルサーバーを借りて、サイトを分散するようにしています。
ロリポップの表示速度が速くなってる?
そこで、ちょっと気になったのが「ロリポップ」の表示速度。
昔はえらく表時速が遅く感じたのですが、最近新たにロリポップを導入してみてそんなに遅く感じなかったのです。
以前の記事ロリポップレンタルサーバーのメリットとデメリットを徹底解説します!でロリポップの表示速度は遅いと言ってしまったこともあり、実際どうなのか調べてみることにしました。
調査方法
調査方法は、同じWordpressサイトを使って、エックスサーバーからロリポップへ移行する前と後で、どれくらい表示速度に違いが出るのかを計測。
調査するツールはGTmetrixというツールを使います。
調査するサイトは、Wordpressを使っており基本的なプラグインを10個ほど入れております。アクセス数は1日に300PVほど。
調査するページは、文字数は1000文字程度で、軽めの画像が3枚程入っています。
各レンタルサーバーの表示速度比較結果
▼結果はこんな感じになりました。
エックスサーバー
Page Speed Grade:B(87%)
YSlow Grade:C(72%)
Page load time: 4.38s
Total page size: 582KB
Total number of requests: 57
ロリポップ
Page Speed Grade:B(88%)
YSlow Grade:C(79%)
Page load time: 3.45s
Total page size: 570KB
Total number of requests: 51
各項目について
- Page Speed Grade:Google社のサイト速度計測サービスの「Page Speed」 のサイト評価です。
- YSlow Grade:Yahoo社のサイト速度計測サービスの「YSlow」 のサイト評価です。
- Page load time:指定したURLのページをロードするのにかかったトータルの時間が表示されます。ただし実際に表示される時間とは異なります。
- Total page size:サイトをブラウザが表示するのに受け取ったデータのサイズです。
- Total number of requests:ブラウザとサーバーのやり取りの回数です。
調査結果について
結果としては、ほとんど変わりませんでした。むしろロリポップのほうが速い気もします。
もちろん、今回実験したサイトはアクセスもそんなに多くないので、こういう結果だったのかもしれません。
もっとサイトの規模が大きく、アクセスが集中するサイトの場合は違う結果が出るかもしれません。
それにしても、ロリポップの表示速度がここまで速いとは思いませんでした。
昔に比べ、かなりスペック的にも改善されてるところがるのかもしれませんね。
ロリポップはサイトの改ざん事故以後どうなってる?
ロリポップはサイトの改ざん事故以後、外部からの攻撃やバックアップの体制を強化しているようです。
ちょっと前まではスペックや安全性でどうかな?と思っていたところもかなり改善されいる印象があります。
そういうことから考えても、安くレンタルサーバーを導入したいという方にとっては、ロリポップは使いやすくなっているかもしれませんね。
ただし、ロリポップのライトプランでは、MySQLが1個しか使えませんので、複数サイトを運営したい方はチカッパプランをご利用ください。
各レンタルサーバーのスペックや価格については、下記ページを参考にしてください。